起業:消防設備士「法人設立記念日にオトンと2人で人生初めて酒を飲んだ」vol.856 2022.1.7
東京1741日目!
あらすじ
オトンと2人で人生初めて酒を飲んだ。酒は飲まれへんねんけど、なんか自分で自分のことを最低限認めることが出来たらオトンと酒を飲みたいって昔からずっと思ってた。WAVE1の法人設立記念日にたまたまオトンが東京に来たもの何かの縁なんかもな。5年目スタートのいい日になったわ。
消防設備・ビルメンテナンスの人材シェアリングサービス『ビルメ』
オトンが東京に来た
今日は株式会社WAVE1の設立日
法人設立して5年目スタートの日

ホンマにたまたまやねんけど、父親(吉村茂)が東京に来る日やった
先日、父から電話があった
父「拓也、防災管理の講習を受けに東京行くわ」
俺「ん?大阪で受けへんの?」
父「大阪の講習開催日じゃ、どうしても必要な日に間に合わんねん。東京行くからお前の家に泊めてくれ」
俺「わかった」
そして夕方、父親を東京駅まで迎えに行って
その後WAVE1東京本社の事務所に挨拶に来てくれた
板垣との会話
父親は一年に一回くらいは東京に来てる
その度にWAVE1のみんなと会ってたりするから
古株のメンバーのことはよく知ってる
特に板垣のことが大好きで板垣と長話しをしてた
板「茂社長、お久しぶりです」
父「おお、板垣ぃ!元気そうやな」

板「3年前は幕張のホテルでは応援に来ていただきありがとうございました。」
父「懐かしいなぁ。あの現場で板垣厳しく指示されたからなぁ。受信機の前で俺がおって板垣に『いいですか?このボタン以外絶対触らないでくださいね。無線で指示したらこのボタンを押してください。それ以外は絶対で触らないでくださいね!』ってな。」
板「いや、あの時は生意気で本当にすみませんでした。(笑)」
父「もう20年以上この業界でやってて40歳くらい年下の人間に『いいですか?触らないでくださいね!』って、もう言われることないもんな。(笑)俺それ言われた時『はい!』ってなったわ。ホンマ20でこんなにしっかりした奴見たことないわ。あの時はビビったで。」
板「茂社長、、、勘弁してください、、、、(笑)」
父「(爆笑)」
板「茂社長覚えてますか?この前、大阪に行った時たまたまあった時のこと」
父「おお!家の前で会った時な」
板「ばったり会って茂社長、自分のことを見て『おお、板垣!久しぶりやなぁ!大きくなったなぁ!』って。親戚のおじさんみたいなセリフでしたが、茂社長と出会ってから自分、身長は伸びてないんですよね(笑)」
父「あれ?そんなこと言ったか?(笑)」
そんな感じでみんなと話した後、俺の家に父親と荷物を置きに行った
法人設立記念日にオトンと2人で人生初めて酒を飲んだ
俺「あ、オトン。そういえば今日WAVE1の法人設立記念日やねん。」
父「え!?それはえらいこっちゃ!めちゃくちゃ大事な日やんけ」
俺「そうやな(笑)せっかくやし2人で飲みに行こうか」
父「せやな。そうしよ」
といことで行きつけの居酒屋へ
俺は今まで父親と2人で飲んだことが無かった
なんか親子水入らずで飲むって憧れてたけど、大阪におる時は飲みたくなかった
俺自身が最低限自分をビジネスマンとして認めてから飲みたいと思ってた
今は、経営者として「まだまだやな」って日々感じてはおるけど、一応「父親と飲んでもいっか」って思えたから誘った
色々語った
父「もう俺の会社より社員数も売り上げも多いもんなぁ。ホンマこんな短期間でようここまで成長したよな」
俺「マジでみんなのおかげやで。昨年はホンマにヤバいって思ったけどみんなが踏ん張ってくれたから持ち堪えることが出来た。」

父「なんか大変やったらしいな。お前のブログを読んだ人から聞いたわ。」
俺「いっぱい辞めたけどな。けど、その分新しい人も増えてきたしな。みんなでピンチを乗り越えたから会社として更に強くなったって思うわ。」
父「俺はそこまでの経験無いから分からんけど、社員が辞めるのは辛いわな」
俺「でもその分、得たものも大きかったよ。今月も2人入社で、来月は5人入社予定やからさ。またドンドン社員も増えていくわ」
父「え!?そんなに増えんのか?」
俺「もっともっと増えていくよ。現場チームもITチームもそれぞれ増えていくから、今年だけでももしかしたら50人くらいになるかもな」
父「へー!俺は自分が現場に出るのも好きやし、見える範囲だけでの社員数がええわ」

俺「うん。オトンは絶対その方がいいよ。別に社員数が多い会社が偉いって訳じゃないしな。それぞれのやり方があるし、オトンにはずっと現場に出続けて欲しいと思う。その方がボケへんしな」
父「せやなんな。俺現場に出るのホンマに好きやねん。緊急の電話が掛かってきて、飛んで行ってお客さんが困ってる設備の障害を直した後の『ありがとう』の言葉が堪らんねんな。あの為に仕事してるようなもんや。」
俺「ホンマに素晴らしいと思う。オトンみたいに現場に出て作業をする人が居てくれるから消防設備業界は成り立ってるねんから。だから俺らはそんな人たちをITの力で支援したいねん。本職でやってる人たちがより生産性を高めて、もっと利益が残りやすいように支援するサービスを作っていきたくてさ。ビルメもそうやし、これからのサービスも全部そういう想いでやってる」

父「ビルメめちゃくちゃ使ってる企業増えていってるもんな。ホンマ久しぶりに見たら驚いたわ。正直、初めて拓也からビルメのアイデア聞いた時『そんなもん上手く行かんか?』って思ってたけど、皆んなよく使ってはるもんな。」
俺「板垣のチームが企業に営業してくれて、八木さんのチームがワーカーのサポートをしてくれてるからな。そのおかげで今に繋がってる。」
父「みんな大したやっちゃなぁ。現場チームのみんなもイキイキしてたしな。」
俺「うん。吉田を中心に皆よく頑張ってくれてるよ。WAVE1が現場チームを持ってるからビルメもそうやしこれからのサービスも伸ばしていけんねん。実際に点検とか工事をやってないとここまで消防設備業界の人達に寄り添ったサービスを作ることは出来ひんからな。」
父「これからが楽しみやな。」
俺「うん。オトンが教えてくれたこの消防設備業界とビルメンテナンス業界をもっと生産性が上がるように頑張ってサービスを磨いていくわ」
帰り道

父「息子と2人でこうやって飲めて幸せやわ。ホンマたまたまWAVE1の法人設立記念日ってのも驚きやしな」
俺「確かにようこんな日に東京来たよな。俺もビックリやわ」
父「まあでもお前は何か色々引き寄せる何かを持ってるわ。オカンもよう言ってる。『拓也は何か持っとるな』って。俺もそう思うわ。そうでないと4年でここまでは行かんわ。」
俺「オカンもそんなこと言ってくれてたんやな。嬉しいわ」
という感じで家に帰ってきた。
(続く)