起業:消防設備士「オトンとザブングル加藤さん」vol.857 2022.1.9


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東京1743日目!

あらすじ

ザブングル加藤さんとオトンと3人でご飯に行った。幸せそうなオトンを見れて嬉しかった。ちょっとは親孝行っぽいこと出来たかな?いつまで元気か分からんし、出来る時にこういうのしとくのって大切やな

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吉村拓也著書『最強の仕事 消防設備点検』

著書『吉村拓也の消防設備士3類問題集』

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オトンと粟野さん

オトンが来て2日目

俺は会社で仕事してて、オトンは防災管理の講習を受けるために新宿に行った。

(昔の写真)

夕方、ウチの協力業者である粟野さんがWAVE1東京本社に挨拶に来てくれた。

粟「吉村さん、お久しぶりです。僕は(オンラインサロン)team1などでよく吉村さんのこと見てるので久しぶりな感じはしないですが、当分会ってなかったですもんね。今日は新宿で講習を受けてたので『近いしWAVE1の事務所に挨拶に行こう』と思って来ちゃいました。」

俺「え!?講習って防災管理のやつですか?」

粟「はい。そうです。」

俺「僕の父親も同じ講習、今日受けてましたよ。もうすぐ事務所に来ると思うんで紹介しますね。」

父親がWAVE1東京本社に帰ってきたから粟野さんを紹介した。

俺「オトン。粟野さんを紹介するわ。ウチの田川さん(東京本社、点検チーム)の元上司やねん。」

父「え!田川のか?」

(WAVE1が2人だけの頃)

粟「田川君のこと知ってるんですか?」

父「知ってるよー。WAVE1で一番の古株やしな。あいつちょっと前までWAVE1大阪営業所におったからたまに会ってたよ。」

粟「そうだったんですね。」

父「そっかぁー。田川の元上司やねんね。それはそれは。」

粟「今日の講習も僕たち一緒だったんですね。てことは明日も同じですね。」

父「あーそうやねん!明日一緒にお昼ご飯でも食べに行きません?あと、今日の講習会で聞き逃した所あったから後でまた教えてくれません?昼飯食べた後は眠くて眠くて(笑)」

粟「分かります。是非是非。」

粟野さんとは同じタイミングで起業した。

始めは俺も毎日現場に出てて、粟野さんにもよく応援に来てもらった。

今もちょくちょくWAVE1の案件を手伝ってくれたりして協力してもらってる。

オトンが来る前、2人で色々話した。

粟「WAVE1って本当に人増えましたよね。僕は吉村さんと田川君の2人だけの頃から知ってるので本当に驚いてます。」

俺「そうですよね。田川さんに粟野さんのこと紹介してもらいましたもんね。」

粟「ほぼ同じタイミングで起業したのに僕はまだずっと一人なんで、ドンドン差を離されてしまってますね。」

俺「いやいや。別に大きいから偉いとか無いですからね。」

粟「そうですよね。今WAVE1の社員さんはほどんど吉村さんと現場に出たこと無いですもんね?僕たまに応援に行ってWAVE1の社員さんに会うと「僕、吉村社長と現場に行ったことあるんですよー」って自慢しちゃいます。(笑)」

俺「確かに大半の社員とは現場で一緒にはなってないですね。粟野さんと言ってた時、懐かしいですねー」

粟「今も色んな会社に応援に行ってるんですけど、他の会社でも吉村さんの話題になることあるんですよ。そんな時も「僕、吉村社長と現場に行ったことあるんですよー」って自慢しちゃいます。(笑)」

俺「嬉しいです!そんな自慢になるもんじゃないですけどね(笑)」

ビルメ
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粟「ビルメもよく口コミしてるんですよ。知り合いでもビルメワーカーでやってる人も出てきてます。」

俺「えー!めちゃくちゃ嬉しいです!」

オトンとサウナ

夜はオトンとサウナに行った。

笹塚駅周辺に一応サウナがあるねんけど、地方では考えられへんくらい狭いサウナ。

オトンにも経験してもらおうと一緒に行った。

東京では広大な土地を使って銭湯とかなかなか建てられへんから、ホンマに狭いところが多い。入れる人数も少ないからサウナの前で行列が出来てて並ばなアカン。

銭湯でオトンはビックリしてた

父「おい。みんなあれ何に並んでるんや?」

俺「あれ、サウナ。俺らも身体洗ったら並ぶで。」

父「えー?あれサウナで並んでるんか」

俺が小学5年生くらいまで、毎週日曜日は家族で銭湯に行ってた。

あの頃はサウナに入ることはなかったけど、オトンと風呂で語るのが大好きやった。(何を語ったかは全く覚えてない)

オトンとザブングル加藤さん

次の日、オトンは講習が終わってからまたWAVE1東京本社に戻ってきて

それから俺と2人で下高井戸駅に向かった。

父「今日はザブングル加藤さんとご飯やな。めっちゃ楽しみやわ。アカン、何か緊張してきた」

俺「まあ、普通に考えてめっちゃ有名人やもんな(笑)」

父「そうやで。お前と2人でMCしてたテレビ番組も毎週観てたしな。」

という感じで話しながら居酒屋に向かった。

そして加藤さんと合流。

加「吉村さん、お疲れ様です。」

俺「あ、加藤さん。お疲れ様です。紹介します、僕の父です。」

父「あ、加藤さん。吉村茂です。いつも拓也がお世話になっております。」

ちょっと緊張して硬い挨拶やった。

加「いえいえ。お父さん。お世話になってるのは僕の方なんで。吉村さんは僕にとって恩人ですから。」

俺「いやいや。僕の方こそ恩人ですよ。加藤さんがテレビで消防設備のこと話してくれたおかげで『最強の仕事』も売れたし、ビルメも知ってくれる人も増えたんで」

父「せやんな。今まで消防設備士って言葉がテレビで言われることなんてあり得へんかったもんなぁ。ホンマに加藤さんに感謝やな。」

加「いやいや。そんな大したことないですから。」

話も弾んで、段々オトンも話すのが慣れてきた。

加「吉村さんて小さい頃どんな子供やったんですか?」

父「んー。こんなに活躍するようなタイプとは思いませんでしたねー。普通な感じでしたよ。(笑)」

加「いつから『ん?こいつは大きくなるかも?』って思い始めました?」

父「んーあんまりよく覚えてませんねー」

全員爆笑

父「あ、でもこいつが大学生の時に家を出たんですよ。母親に放り出されましてね。(笑)音楽やっとったんですけど、家でアンプ繋いで爆音でギター弾くからうるさくてうるさくて。ホンマに近所迷惑やったんで。」

加「何で家でそんなに爆音でギター弾いてたんですか?」

俺「あの頃は頭おかしかったですね(笑)」

父「ほんで出ていってから何か色々やり始めてるような感じで、それから成長したんですかねー」

加「起業するって行った時、心配じゃなかったですか?」

父「心配でしたよー。何で僕の会社継いだら安定してるのに『何でわざわざそんなリスクを冒すんや?』って思いましたよね。起業前に結婚して嫁さん妊娠中に東京に行くし『何を考えてるねん』って思ってましたね。」

加「止めなかったんですか?」

父「止めましたけど、こいつ全然聞かなかったですね(笑)」

加「でも今となってはしっかり会社も成長してるから良かったですよね。まあ、僕から見ても吉村さんは行動力あり過ぎるんで近くで見てて心配になってしまうんですよね(笑)」

俺「確かに加藤さん、よく心配してくれますもんね。」

父「こうやって周りで心配してくれたりする人がおるのはホンマにありがたいな。」

加「お父さん、僕は自分が芸人としてもう一回思いっきり売れることよりもWAVE1がめちゃくちゃ成長することの方が望みとして大きいんですよ。ホンマにWAVE1には上手くいって欲しいんですよね。社員さんも本当に良い人ばかりなんで、みんなにも幸せになって欲しいんです。」

父「いやー、加藤さんにここまで言って貰えるなんてホンマに嬉しいなぁ。」

俺「ホンマにありがたい。加藤さんはWAVE1が昨年ピンチのどん底の時もずっと近くで見てくれてたからさ。そういうのも全部見たうえで言ってくれてるからホンマにありがたい。」

父「加藤さん、今日は休みの日やのにわざわざ時間作ってもらってホンマにありがとうございます。一生の思い出になりました。」

加「いやいや。お父さん。僕ちょくちょく大阪に行くんで、また大阪でもご飯食べましょう!おいしいたこ焼き屋とかも教え欲しいです。」

父「任してください!ずっと大阪おるんでなんぼでも紹介できますよ!また僕の妻とかも含めてご飯行きましょう。」

加「是非是非。本当にまた行きましょう!」

父「最後、記念に写真撮ってもいいですか?」

加「もちろんです!」

オトンと帰り道

オトンと2人での帰り道

父「拓也、今日はホンマにありがとう。めちゃくちゃ嬉しかった。」

俺「そう言ってもらえて嬉しいわ。せっかく東京に来てくれたし“おもてなし”せんとな。」

父「まあお前も大阪に来たときは色々忙しいしな。東京に来たからこんだけゆっくり出来たんやろうな」

俺「またおいで。たまにはリフレッシュにもなるやろ?」

父「せやな。俺も大阪におったらすぐ仕事のこと考えてまうしな。東京来たらゆっくり出来るわ」

父「それにしてもお前は大したもんやわ。こんだけの会社作ってんのにまだ法人設立からやっと4年か。起業してちょっとしてから『消防設備業界日本一を目指す』とか言ってる時、「そんなん無理やろ」って思ってたけど、何か出来そうな気がしてきたわ。」

俺「(笑)」

父「だってこれだけの人脈を全く誰も知らん状態から始めたんやからな。これは凄い事やで。」

俺「出会ってくれたみんなに感謝やな。」

父「ザブングル加藤さんも言ってたけどお前は“人たらし”やからな。だから皆んなが集まってきてくれるんや。」

俺「加藤さんも“人たらし”やけどな(笑)」

この3日間、何となく親孝行っぽいことが出来たかな?

一回オトンが癌になったって聞いた時とかその延長でずっと入院してる時は「もしかしたら死ぬんかも」って頭によぎった。

元気に生きてる間にこういう事もたまにはいいかもな