起業:消防設備士『2代目社長の悩み』vol.608 2020.9.20
東京1248日目!
あらすじ
以前に冨田くんから酷い発注者について相談を受けてた
今それを改善してチャレンジしてるのが素晴らしい
2代目社長から経営の相談を受けた
大きなチャレンジをする時、心の中で支え続けてくれるのは過去の自分やと伝えた
取引先を切る覚悟
【16日】
11:00から梅田でお茶
team1メンバーの2人と

内装工事をやってるEarthiaの村上さんと
内装工事をやってる冨田工務店の冨田くんと
冨田くんにはオンラインサロンteam1内での案件もちょくちょく受けてもらってる
ホンマにありがたい
24歳という若さにも関わらずめちゃくちゃ経営を学んでて考え方が面白い
彼が悩んでる時によく長電話して色々語った
建設業界では発注者ってだけで偉そうにして
受注者にめちゃくちゃなことを言うことってよくある
マジでただ発注者ってだけやのに
お互いおらな成り立たんのに

前にもブログで書いたけど、そういう勘違いしてる人間と仕事してたら心が疲弊する
冨田くんも以前それに苦しんでた
起業したてって特にそういう事も多い
取引先も選べるような状況ではなくて
それでも仲間の収入を確保する為に「取引を辞める」なんてすぐに言える訳なくて
歯を食いしばりながら我慢してた
社員をボロカスに言われても耐えて謝ってた

著書『最強の仕事』でも書いたけど、一社の取引先からの売上比率は2割以下にした方がいい
でないとすぐに切り替えられへんから
冨田くんの悩みがめちゃくちゃ俺自身も理解出来るからこそよく話を聞いてた
彼はこれから組織を作って法人化する
これからが楽しみや
2代目社長の悩み
夕方、野崎に戻ってお茶

保険会社の2代目の人から経営の相談を受けた
これからどうして行こうか悩んでた
数人の社員がおって
地域密着型の経営をしてる
今後、2代目社長としてやって行く上で自信がないと言ってた
俺「自信は過去の自分からしか応援してくれません。だから小さな成功体験の積み重ねで自分に自信を付けていくしか無いですね。僕の場合は『東京に行って起業物語を作る』と決めて行動出来たのは『1年以内に消防設備士全8種類を取得する』という目標を達成した事が大きかったです。」
保「資格ですか?」

俺「はい。ソフトバンクの孫さんの昔のスピーチを観て『俺は世界で誰よりも勉強した』という台詞がカッコいいと思ったので『仕事しながら勉強してる人の中で1番勉強しよう』と思ったんです。そう決めてから行動して1年間で消防設備士、二級建築士、ビル管など合計11個の資格を取りました。」
保「なるほど。凄いですね」
俺「始めは承認欲求のみでチャレンジしたんですけど、チャレンジした事で自信がつきました。そうやって成功体験を積み重ねていけば『俺なら大丈夫』って過去の自分が背中を押してくれるんですよ」
保「めちゃくちゃ参考になりました。ありがとうございます。」
過去の自分
父親の会社に2代目として入社した時、「これで楽できるわ〜」って思ってた

とにかく楽がしたくて2代目になろうと思った
父の会社から仕事をもらってる人たちにめちゃくちゃペコペコされた
「いつもお父さんにはお世話になってます。これからよろしくお願いします」
頭を下げられることに違和感があった
「俺、何もしてないのに何でこんなペコペコされてるん?」
けど、入社したばかりの俺はアホやった
「俺は生まれがいいからこの立場を手に入れれてるんや。生まれがいいって最高やな」
そう思って7ヶ月が過ぎた

消防設備士の資格を全部取得出来た
ネットで見る限り、多分日本で一番早く集めてるはず
けど、当たり前の事が分かってなかった
【資格を取っても仕事できる訳じゃない】
現場スキルがないから俺なんて全然戦力にならんかった
今まで七光りのバカ息子として調子に乗ってた
けど冷静に自分を見つめ直した

「いや、ちょっと待て。この状況面白くないわ。自分でリスクも取らずにいい車に乗って、女遊びもいっぱいしてるけど、何か俺ってしょーもないな。ONE PIECEのルフィの方が100万倍カッコいいやん。俺も小舟一隻で海賊王を目指すような冒険物語を自分の人生で作って、それを漫画にしよう」
と思った
父親の会社におると楽やった
自分が頑張らんでも親や社員が頑張ってくれて勝手に給料が振り込まれる
「こんなんで一生終えていいんか?たった一回の人生やのに」
自分に問いかけた
嫌やった
死ぬ時に思いっきり満足して死にたい
そう思って東京に行くことを決意した
怖かった
東京に行く3ヶ月前から身体の震えが止まらんかった
それでも自分に言い聞かした
「絶対に俺は大物になる。大丈夫。絶対に大丈夫」
こう思えたのは宣言通り1年で国家資格11個取って、【社会人の中でこの世の誰よりも勉強した】って言い切れるくらい努力して結果を出せたから
だから一歩前に踏み出せた

大きなチャレンジをする時
周りに『大丈夫』と言って欲しくなる人が多い
でもそれは違う
ずっと心の中から大丈夫と言い続けてくれるのは
過去の自分やから
だから小さな成功体験を積み上げていかなあかん